およそ一ヶ月ぶりの観劇になりました。
収録用のカメラが入っているとか。
1500回公演の映像もまだ出ていませんが、まずそれを出していただきたい!と思っています。
帝劇ではライバルを屋良くんが、梅芸では内くんが務め、オーナーは美波里さんといういわば「鉄壁」の布陣。
この「SHOCK」を残さずにどうする!と思っています。
青木アナが完全にプライベートで観劇されていた、と後で知りました。
まずは置かれていた「ナイツテイル」のフライヤーをゲット。
日程とチケットの取得方法が載っています。
なかなかの難関!
まずは5月の帝劇ハガキからチャレンジが始まりますね。
今回の席も2階後方。
前回とほぼ同じ条件での観劇です。
で、まず思ったのは久野さんのベテランの技。
この舞台の「オーナー」を「久野」カラーにしっかり染めていらっしゃる、と思いました。
オープニングはしっかり声が出ていて、語りは以前はもっと「美波里」調でした
が、そこから自由になって「久野」調になっていました。
柔らかくソフトな感じ。
特に「久野」カラーが出たのは、光一復活のシーンでの歌とダンス。
曲は同じですが、歌い方を変え、ダンスを変えて、美波里オーナーとは別のシーンになっていました。
このあたりは座長とも相談しての変化なのでしょうね。
久野さんらしさが出て、いいシーンになっていると思いました。
ユウマは、といえば。
一幕はカンパニーの一員、という色が濃く、リカの「光一のおかげね」に反発する意味がわからない、と思いました。
そこまでの存在感がありますか?という感じ。
二幕のシェークスピア。
前回よりは確かに声が聞こえて、コウイチと交代する場面ではそれほどの違和感はありませんでした。
ありませんでしたが、彼の声質なのでしょうか、
ちょっと篭るような、前に出にくい声で、帝劇という大きな舞台では、他のメンバーの声のほうがよく通るなと思いました。
台詞回しはよくなっていて、真面目な人なんだなと思いました。
この人のことはあまりよく知らないのですが、あえて特に下調べもせずに、舞台でのユウマに注目しようと思っていました。
ただ、告白シーンにしても、すごく、真面目に演じているのはわかるのですが、どうも形だけ?というような・・・・。
このシーンの切なさはウチが一番だったと私は思いますがヤラもものすごく良くなったと思います。
ダンスの圧倒的な技術はやはりヤラだと思うので、ヤラのライバル役には、ある意味リアルさがあって、正直初期のヤラの殺陣での闘争的な姿には不快感を覚えたほどでした。
ヤラもウチも、それぞれの進化は素晴らしく、それが「SHOCK」をさらに底上げし、カンパニー全体の進化を促したとも言えるでしょう。
座長がユウマの年齢の頃は、まだ、「Endless」以前の「SHOCK」の時代であり、座長もまだいわば「原石」状態。
ユウマがこの公演での経験をどう活かすのか、それはユウマ次第でしょう。
次回の公演で新たな「ユウマ」として戻ってくるのか、中山優馬として別の道を進むのか、それはわかりません。
が、真の「SHOCK」イズムを理解したなら、これからがスタートになると思います。
今更ですが、改めて座長の演出家としての凄さを感じました。
自らの見せ方もそうですが、キャストが変わったときに、(アンサンブルも含めて)舞台をどう変えてゆくのか、何を目指すのか。
オープニングの変更、さらなる「コーラス」の重視。
(あの逆さに歌詞をたどるところ?)「ユウマを見守るコシオカ」の設定など。
「Endless SHOCK」という作品の懐の深さを思いましたし、それは即、座長の懐の深さでもあると思いました。
ですから、今後さらにキャストが変わったとしても、「SHOCK」はエンドレスに続いてゆくのかもしれません。
それでも、これまでの最高の「SHOCK」は昨年のそれだろうと今は思います。
DVD出してください!!!
こちらは前回の観劇の感想です。