昔観たドラマやむかし読んだ本は・・・

今見るとちょっとかなしい気がするのはなぜでしょう。

 

特にドラマなどの「映像」は、そこにもう戻らない日々を重ねてしまうからでしょうか?

自分のこともそうですが、出演しているかたたちも含めて、ああもう帰らない日々!とか思ってしまう。

 

若さは未熟さとは違うのだけれども、やはりまぶしく見える若い時の姿。

例えば『銀狼』『人間・失格』『若葉のころ』・・・

あのころはよかった!

と思う一方で、例えば光一さんなら「今」のほうがいいかな~と思う。

それはそれで素敵なことですよね。

 

ジュリー(沢田研二さん)ももう70歳超え。

年齢の重ね方はいろいろですが、沢田さんも素敵に年齢を重ねていらっしゃるといつも思います。

パートナーがいらっしゃるからか、とっても自然に、年齢に逆らわずに、過ごしていらっしゃるようにみえます。

そういう時の過ごし方ができるのは素晴らしいと思いますし。見習いたいと思います。

 

…しかし自分が60代後半を迎えてみると「成長」というよりはむしろ「劣化」を強く感じるわけで。

身体のあちこちのちょっとした不調、動きにくさ、動作のおそいこと、反射神経の鈍さ、体力の減退などなど。

そういうことを、言ってみれば「ちょっと無理した元気さ」でカバーしようとしている・・・。

 

 

もうひとつ。

実は数年前からの疑問なのですが、昔読んで泣いた本の、泣いた箇所って今でも泣きませんか??

私は恥ずかしながら「赤毛のアン」シリーズの長男が帰還してその嬉しさで犬くんがとびつくところ。今読み返しても泣いてしまいます。

これはつまり成長していない、ということなのか。

思春期に読んだ本はいつまでもその時の感動が残ってしまうのか。

 

まあ最近新しい小説はあまり読まないので新たな感動が上書きされないのかしら?とも思うのですが・・・。

 

読むものが健康やサプリ、運動関係なのもちょっと情けないのですが。

若い日々を思うよりも「今」を味わいたい、と思うこの頃。

ここで「ひよこ」を使ってしまうのも、まあ気持ちの問題。

それもいいか・・・。

自分の気持ちがアップするなら。

こういうとき、自分の年齢を忘れているのも、ちょっと怖い・・・・。

 

まだ『真夏』ではないこの時期をのんびり過ごしています。

 

そういえば、去年の夏は骨盤骨折で入院中でした。あれからもうすぐ一年。

今年の夏はあまり暑くなりませんように!

 

【追記】

京都・大原で暮らしていらしたベニシアさんが亡くなられたそうですね、

誤嚥性肺炎だったそうです、テレビで時々拝見していました。

72歳。まだまだお若いのに・・・。残念です。

ご冥福をお祈りいたします。