雑誌「悲劇喜劇」で、ジャニーさんの原点は「ウエストサイドストーリー」であった、と述べられています。
光一さんもまた、そうだったと知って嬉しくなりました。
ここにこそ歌って踊る舞台の原点がある、と思ってきたからです。
ラスベガス的な「ショー」でもなく、ブロードウェイ的な「演劇」でもない、若者を表現する舞台の基礎はここにあったと思っています。
この時代は、また、歌って踊るのが当然でもありました。
しかし、今、歌い手と踊り手は、それぞれが専門職になって分離してしまったように思われます。
「ナイツテイル」でもそうでした。
たとえば、この日本で、舞台で歌って踊れる主演クラスの人がどれほどいるでしょうか?
生の舞台で、歌って踊れる。
それこそが光一さんの強みだと思っています。
その光一さんが、キンキコンで、あちらのアレンジ曲にあわせて踊った⁉️
なんだか光一さんが、ひどく無駄遣いされた気がします。
あちらが歌って光一さんが踊る、というのは「薔薇と太陽」からですか?
これは両者の特徴を生かしたようで、実は光一さんの持ち味を殺すことになった、と私は思っています。
あちらは踊れない、だから歌うだけ、
合わせることもできない、だからハモれない、まさに「歌うだけ」
光一さんは歌いなから踊れるのに、「踊るだけ」
しかも、あちらの歌に合わせて・・・・。
まあ、歌って踊るのは「ソロコン」だけと思えば我慢できますが・・・。
さらに言えば、いわゆる「ラスベガス」的なショーこそ光一さんが一番魅力的になれる場だと私は思っています。
ソロコンの随所にそれが見えますし、『光一クオリティー』が最大に発揮される場でもありますから。
「SHOCK」は、やはり総合芸術であり、良くも悪くも、共演者にかなり左右されます。
光一さんは「カンパニー」の力を信じ、カンパニーのためだから頑張れる、と以前言っていましたね。
誰かのために頑張れる、という側面も確かにあるでしょう。
しかし、光一さんが光一さんらしく一番輝けるのは、やはり「ショー」の要素に満ちた「ソロコン」です。
ソロコンを待つファンのために、新たな「ショー」をぜひ見せていただきたい!!
「堂本光一の堂本光一によるショー」を!!
舞台「SHOCK」とは別の作品として、コウイチではない『堂本光一』をいつも待っています!!