「SHOCK」は進化してきた舞台ですが、いくつか大きな変化を遂げています。
もちろん一番大きな変化は、「Endless SHOCK」になったことです。
その後の大きな変化は「オーナー」だったのではないでしょうか?
植草さんから美波里オーナーへ。
男性オーナーから女性オーナーに変わったことで、コウイチを見守る視線が変わりましたし、このカンパニーに注がれる愛情の質も変わりました。
それはまさに美波里さんを得たことによる変化でした。
このオーナーの存在感と華やかさは、そのまま森公美子さんにも受け継がれましたが、「美波里オーナー」のイメージはあまりにも大きく全く同じ楽曲・ダンスでは、やはりどうしても美波里オーナーをイメージしてしまいます。
ユウマをキャストに迎えたことでコシオカが存在感を発揮したように、(これにはユウマをカバーする、という意味合いが強いと思いますが)新たなオーナーの個性を引き出す新たなシーンがあってもいいのかな、と思います。
キャストが新しくなれば舞台は変化します。
もちろん変化=進化ではありません。
が、変化がなければ進化はありません。
そう言う意味で「SHOCK」は変化を進化に変えながらセンターに立ち続ける座長とともに成長してきた舞台といえます。
ライバル役は屋良くんも内くんも数年をかけて深めてきたのですから、ユウマにいきなり同じレベルのものを求めるのはそもそも間違っているのでしょう。
長く続く舞台にはキャストの交代は必要です。
それが舞台に新たな息吹を吹き込み、新たな感動と新たな発見を呼ぶのだと思います。
・・・ユウマはどんな息吹を、どんな感動をどんな発見を感じさせてくれるのかな?
今回のリカが、いろいろなシーンで新たな発見をもたらしてくれるように、ユウマは何をもたらしてくれるのだろう?
最初の観劇からちょうど一ヶ月。
明日の観劇を前にして、今年の「SHOCK」についての自分のイメージを整理しておこうと思いました。
今日が最後の休演日。
座長は休めたのでしょうか?
明日からは10日連続の14公演です。
『千穐楽に乾杯!』と全員で高らかにいえる素敵な千穐楽になりますように!