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KinKi Kids堂本光一インタビュー「この仕事は無限の可能性を秘めているし、奇跡をおこすこともある」
特にここ
『正直、いまでも不自由なことはすごく多いんですよ。舞台が止まったり、ライブをやるにしてもお客さんは声出しが制限されていたり。だけど、そのなかでどうやってライブを作ろうかなって考える方がワクワクするし、燃えるんです。 あとこれ言うとヒドイやつだと思われるだろうけど……いまってお客さんが“コロナだからしょうがないよね”っていうある意味“言い訳”を受け入れてくれるようになって。コロナだから歌えないよね、中止になっちゃうのもしょうがないよねって言うんですよ。そんな状況の中でも、ぼくらが挑戦出来ることを考える方がワクワクします。もしも失敗したとしてもコロナのせいにするくらいの気持ちでチャレンジする方が、ある意味自分の救いになる部分もあるじゃないですか。もちろんそれに甘えちゃいけないんだけど。本当に大変な体験をされているかたもいるのは承知ですけど、大変な状況をどう逆転させるか、何もしないよりはいいと思っているし、そこで闘いたいんです。何事も考え方次第じゃないかなって」
さらに
『昔は忙しすぎて自分とすら向き合えなかったし、だから当然人とも向き合えないし、目の前のことをただただこなすような時代でした。そのうち人に頼むより自分がやった方が早いっていう時代もあって。さらにそれも経てくると、周りの頑張りがあるから物事は進んでいくってことを痛感するんです。たとえお願いしたことと違う答えが返ってきても、自分と違うセンスを知るチャンスだ!って思えるようになりました。自分1つの脳を使うより、何人もの脳を利用した方が想像もできなかったことが生まれていきますから」 ──そう思えるようになったきっかけは? 「ずっとやっている舞台『SHOCK』(2000年~)から学ぶことも大きかったですし、やっぱりジャニーさんが亡くなったことも大きかったですよね。自分ひとりの責任を負うのだって大変なのに、ジャニーさんは何百人といるタレントとスタッフすべての責任を背負っていたのだから、とてつもないことです。ぼくもこれまで『ジャニーさんが言ったんだよこれ! ジャニーさんのせいだ!』ってふざけて言ったこともありましたけど(笑い)、いまは自分が責任を取るしかなくなっちゃいました。映像、美術、技術、照明、たくさんのセクションとの打ち合わせもありますし、何かあれば『光一くんが言ったんだからね』って言われます。『言ったわ、ごめん』とか『言った?おれ』と言いながらやっていますけどね(笑い)」
やはり舞台を通じて、またジャニーさんを通じて、光一さんは様々なことを学び,身につけてきたんだなあと思います。
そんな中で挑戦することを探し可能性を見いだそうとしている。そんな光一さんを誇りに思います。