俳優の斉藤洋介さんが亡くなられたそうですね。
69歳だったとか。
ご冥福をお祈りいたします。
斉藤洋介さんといえば、わたしにとっては映画「家なき子」のサーカス団長であり、「人間・失格」の体育の先生でした。
役者さんは、誰かにとって忘れられないイメージの姿で生き続けるわけで、そういう意味では幸せですね。
ここから、当然の様に「留加」を思い出したり、サーカスの稔君を思い出すわけですが・・・。
私にとっては、光一さんが演じたキャラクターが当時のまま、鮮烈にイメージとして残っているので、留加や甲斐、耕助や俊平、戒堂晃や達郎、がその後どんな人生を歩んだのだろうか、と想像したり(妄想したり)するのです。
これらのキャラクターは当時のまま、更新されずに、時間が止まっていて、まあ、思うままに、その後を想像できるわけです。
たとえば「ヤマト」の場合、なんと20年後のドラマができたために、そうした自由な想像がしにくくなった面もありました。
ただ、ファンとしては、その時のまま止まるもよし。後の姿が描かれるもよし、ではあるのですが。
その一方で、舞台における「コウイチ」は光一さん自身によって、更新されています。
やはり初期の頃の「コウイチ」のままでは、長く続く舞台にはならなかったのかもしれません。
結局、ドラマにおいても舞台においても、過去の光一さんも、今の光一さんも、その全てがファンにとっては大事な存在であり、いつまでも生き続ける、いわば「時代を超えて」いる存在なのですね。
ただ、ソロコンは、ちょっと違う、と私は思っていて。
ダンスも歌も、進化しつつ、その時点での最高を見せてくれる、”エンタテイナー『堂本光一』”のベストステージ”こそがソロコンだと思っているのですよ。
過去を脱ぎ捨て、前に進み続ける光一さんの「今」を余すところなく見せてくれるのが『ソロコン』であって、そこには止まった時間や、止まったままのイメージはないのです。
一人のファンとして、過去の愛すべきキャラクターたちを抱えながら、一方で突き進んで行く光一さんを見守ることができるのは幸せですね。
今日も梅芸の舞台の幕が開きます。
改めて、幸せをありがとう!と思いながら、今日は多くの思い出に浸ることになりそうです。