二日目にしてマイ楽。
2階席からの観劇でした。
サイドの席でしたが、2階からの観劇は大好きです。
なんといっても「ソリタリー」のフォーメーションを見るのが大好きで、今年は一部動きが変わったように思いましたが、最終的には見事に美しく収まって、やはり圧巻のシーンでした!
昨日は1階から見上げていたラダーフライング。座長が2階に着地するところは見えなかったのです。
が、今日は座長の横顔がくっきりと美しく、補助棒を使わずに着地して、見得を切るところをじっと見続けたのでした。
これが正面ですと、逆に座長が正視できず、下を向いたりしてしまうので。
群舞のフォーメーションの美しさは昔からではありますが、演者の皆さんの努力の結果であり、何より気持ちが揃っていることの証でもありますね。
2幕も演出の変更がたくさんありました。
まだまだここは詳しく書かないほうが、皆さんの観劇の楽しみを削がずに済むと思います。
とにかく観てください!!
・・・・で、座長の演出家としての感覚の鋭さというのか、セリフのひとつでガラッと観方が変わって、そのシーンの意味がさらに深く迫ってくる、という、その感じの何とも言えない驚き。
「ナイツテイル」でジョン・ケアードさんが、適当なところで作品から離れる?でしたっけ?あまり長く一つの作品に拘っていてもいけない、ということをおっしゃっていましたが、長く「SHOCK」に関わってきた座長だからこそ、ひとつの「セリフ」の重みや衝撃で大きく変わる「そのシーンの意味」を知り尽くしているわけで。
また、そんな演出の変更に応える「ウチ」の存在がとても大きいと思いました。
しばらく「ライバル」ウチを観ることができない時期があった分、それこそ「成長した」ウチに出会うことができました。
歌い方も、セリフ回しも昔とは違っていて、私見ながら、とっても良くなっていたと感動しました。
戻ってきてくださった美波里オーナー、可愛いリカ、「大人」になったウチ。
演出の変更に伴い、これまでとは違った表現が生まれ、それを受けて、さらに進化した舞台が生まれたのだ、と思っています。
「2か月という長い公演期間をカンパニー全員で走っていきたい」
と座長が言っているとおり、まだ帝劇での公演は半分も終わっていません。
まだまだ演出も変わるのかもしれません。
それでも、[SHOCK」は大きな転換期を迎えた、と思いますし、その「転換」に成功したと思います。
それは40歳になって円熟味を増した光一さんの、広い視野と鋭い視点があってこそだと思っています。
コウイチをその仲間たちをどう表現するのか?
正解はわからないとしても、おそらく今後もさまざまなアプローチが試みられるのでしょう。
それはキャストの変更によっても変化するでしょうが、その真ん中にはやはりコウイチがいてこその「SHOCK」
1700回を超えたあとに、どんな未来が待っているのか?
光一さんの目指すものをこれからも楽しみにしています!