ちょっと興味を持った記事がありました。
こちら。
滝沢秀明の限界?古参ジャニオタが「EXILE化」と「帝国崩壊」にNO!
まあ、どうでもいいような内容ではありますが、興味深いのは、ジャニーさんのようにはできない、というところです。
つまり「ジャニーズ」カテゴリーというのは、ある意味、歌やダンスのスキルではなく、少年から青年へと移行する時期の『美しい男子』たちという括りだったなあ、ということです。
それがたぶんジャニーさんの嗜好であり、そういう少年たちを集めてアイドルに育てるのが喜びでもあったのだろうと思います。
皮肉なのは、というのか、それにもかかわらず、というのか、ジャニーさんの後を継ぐ、という滝沢くんも、またジャニーさんの舞台への情熱を誰よりも理解している光一さんも、ジャニーさんのような少年たちへの嗜好が見えないことです。
少年期の外見の美しさよりも、ダンスや歌のスキルを磨くこと、「プロ」と言えるだけのものを身に付けることをかれらに求めているようです。
しかし、それはジャニーさんの作った本来の『ジャニーズ』とは違っているのかもしれません。
上記の記事では新たにデビューする2グループについて、(以下引用)
「長身かつ筋肉ゴリゴリのルックスやカラフルな髪色、一糸乱れぬパワフルなダンスは、むしろEXILEやK-POPアイドルを想起させる。一般視聴者からも「あんまジャニーズっぽくないデビュー曲だね」「ジャニーズおかしなほう行ってね?」「ジャニーズっていうよりEXILE傘下って感じする」といった声が上がるほど“ジャニーズらしくない”のだ。」
と書かれています。
私自身はそもそも彼らに興味がないので、何とも言えませんが、ジャニーさんのように少年たちを集める感覚もしくは嗅覚は滝沢くんには無さそうです。
ということは結果として、これまでの「ジャニーズ」カテゴリーは姿を変えてゆくのだろうと思われるわけです。
それは結局は「ジャニーズ」そのものが変容することを意味します。
ジャニーさんの嗜好がジャニーズを作ったのですから、ジャニーさんが失われたら、「ジャニーズ」が変わるのは当然でしょう。
30代40代でもまだ「アイドル」と言われる「ジャニーズ」の時代は、まもなく終わってゆくのでしょう。
新たな若き「アイドル」が現れない以上、それは避けられない流れです。
ですから、30代40代になった彼らは、それぞれの生きる道を探るべきですし、今後何を目指し、何をしてゆくのかを考えるべきでしょう。
私自身はジャニーズ事務所を離れた人達の中で本木雅弘さんが一番成功しているのではないか、と思っています。
今、素敵な役者さんですし、俳優として様々な役にチャレンジしています。
良い年齢の重ね方をしていると思っています。
ジャニーさんにはジャニーさんだけの、趣味?嗜好?がありました。
それは誰にも真似できませんし、真似する必要がないものでもあります。
今後、何を目指すのか?
『ジャニーさん』に囚われないことが大事だと思っています。