この頃、訃報をよく見ます。
小澤征爾さんもそうです。80代90代の方が多いけれども。人それぞれ。
そうして「死」についてはあまり人と話せない・・・。
そもそもあまり話題にしたくないし、せっかくなら楽しいことを話したい。
で、結局ひとりであれこれ思うわけです。
亡くなった父や母ともそういう話をしたことがない。
それはそれぞれの過ごしていた日々が違っていて、同じ時間でも見方が違い、景色の感じ方が違うから。
それは仕方ないこと。と最近わかってきたような気がしています。
自分の思いや、様々な感情は自分ひとりのもの。
自分以外の人には伝わらないことが多いし。
そもそも「伝わる」と思うことが間違っている。人はある意味「自分の幻想」を生きるのだろうと思います。
その「幻想」にこそ、その人の人生がある・・・ように思われる。
例えば事実とは何か?それよりもその時何を感じたか?のほうがその人にとっては大事ではないのか?
人は自分の目で、あるいは自分のレンズでしか、事象を見られないのだから。
ある意味世界はゆがんでいて、その中で人は好きなように生きるのかもしれない、と思ってみたり。
春が近づいてきたというのに。なんだか「繰り言」を言っています。
それでも「春」が近づいているのは嬉しい!
つぼみが膨らみ、希望が生まれる気がします。