まずは「すべては舞台のために」というタイトルに、もうやられてしまいます。
NHKのあのドキュメント、光一さんの息づかい、初めての舞台裏。
・・・・・でも、井上さんと向き合う光一さんの表情が、楽しそうで、嬉しそうで、あの番組とは明らかに違うテイストです。
「こぼれ話」で、いつもの感じでいいのに、と言われるくらいに、ライバル同士のイメージにならずに笑顔になってしまう光一さん。
このあたりが、お二人の空気感なのでしょうね。
こんな光一さんは、なかなか見られませんから、まず写真ばかりをジッと見てしまいます。
この出会いが舞台として実現して、本当に良かった!
「ナイツテイル」のみならず、他の作品でも共演が観たいですし、「異端児」として孤立していた光一さんがミュージカル界に飛び込むことで、未来がものすごく面白くなってきた、と思っています。
また、「ナイツテイル」実現に至る道筋を考えれば、東宝さんに身を任せることが一番よいのではないか、と思われて。
光一さんには、そろそろ真剣に考えていただきたいと思うのです。
40歳を目前にして、これからが日本のミュージカルの成熟期というのであれば、このテキストにあるように「トップの先」を見つけようとする光一さんと井上さんにとって「ナイツテイル」から得るものは計り知れないほど大きなものになるでしょう。
雨の音を聴きながらこれを書いています。
梅雨が明けて、暑い夏と共に「ナイツテイル」の幕が開く。
これが新たな第一歩になった、と将来言える日が来ることを心から願っています。