みました。
73歳市村正則。
冒頭で「やっときたな。情熱大陸」とおっしゃっていましたね。
いつか光一さんをこの番組で見たいと思っているのに・・・
いつになるのだろうか??
不安になります。
舞台に立つというのは
身体が動く限り、求められる限り、情熱がある限り・・・
続けられるのでしょうが。
役者さんは自分とは別の人生を舞台で生きる。
多くの共演者やスタッフと共に。
そのために体を鍛え、年齢からくる衰えと戦い、レッスンを欠かさず・・・
映像ではなく今の舞台がすべて。
市村さんは「スッピン」で最後のエンジニアを演じたそうです。
そうなんだろうなあ、ファンは映像を求めるけれども。
時よ。止まれ!
と願うけれども。
美しい瞬間を残したいと願うけれども、
それはある意味、本人にとっては未熟さの証でもあって。
今こそがすべて。
今の舞台、今の自分がすべて。
今だから感じること、表現できること、表現したいこと。
それを求めて。
身体も声もいつか限界はくるけれども、
今のすべてをかけて表現できることを求めて。
舞台にたつことは今を生きること。
それがすべて。
衰えてゆく肉体を抱えて
それでも体を鍛え、
しなやかに。柔らかく。
動き歌い表現する。
私にはそういう才能はないけれども。
今だからわかることもある。
今になってようやく理解できることもある。
衰えてゆく肉体を抱えながら、
自分なりに努力し、
日々を生きてゆくこと。
放棄しないこと。諦めないこと。
73歳の市村さんを見て
沢田研二さんも。
仲代達矢さんも。
松本白鷗さんも。
多くの方たちの生きる姿勢が
希望だ。
そんなことを思ったのでした。