日経エンタの連載があって良かった、といつも思います。
今回の中止についてはInstagramでも、「SMGO」でも十分に説明してくれましたが、こういう連載の紙面で改めて話してもらうと、あの時の状況や、結論に至った流れがなおさら良く分かり、堂本光一という人の考え方に納得できます。
「SHOCK」という舞台の特殊性故の、キャスト及び観客のウィルス感染の危険、USAチームへの帰国要請、演出を変更してでも公演を続けるべきかどうか、など、『堂本光一』の名前で、これらに関する考えを述べ、自身で責任を負うことを表明していましたね。
20年に渡る座長としての経験が、ここに生きているのだなあ、とつくづく思いました。
そうして、この間の経過報告だけでなく、ちゃんと「未来」についても話してくれる、その気持ち!
⇓ 引用です。
「みんな忘れているかもしれないけれど(笑)、帝劇の『SHOCK』は今年20周年の記念イヤーなんですよ。まさかの展開になりましたが、もしも来年も『SHOCK』があるのであれば、僕としては今年のキャストで幕を開けたい。そんな希望を持って前に進みます」
さらに、「新しい表現を考えるべき局面」にワクワクしているところもある、とも言ってますね。
この経験をきっとどこかで生かしてくれる座長ですから、来年を待っています。
また中居くんの独立についても触れています。
素敵な先輩であることに変わりはない、と。
時間が経ってみないとわからないことでもある、と。
そういう、ある程度の時間の中で考えるという姿勢が光一さんらしいと思います。
公演中止はここに書かれているように大きな損失にもなります。
その決断に同意してくれた皆さんに”感謝”と光一さんは言っていますが、それも光一さんが演出にあたり、年々舞台を進化させ続けて結果を出してきた実績があればこそでしょう。
また、”今後“への期待も当然あるでしょう。
仕切り直しとなる1800回公演、さらにはその後も。
光一さんは、そういう期待に応える覚悟も持っているのでしょう。
・・・・ただね、20年に渡る「SHOCK」を思い、ジャニーさんを語る光一さんを思うと・・・、ジャニーさんが残したもうひとつのもの「KinKi Kids」
これもできる限り残していこう、と光一さんは思っているのかもしれない・・・。
光一さんの思うようにではなくても。
光一さんが”寄り添う”ような形でも。
などとも考えてしまうのです。
私は続ければ良い、というものではないだろうと思いますが。
むしろ、ここまで、と区切って良い、と思っていますが。
それをする時期を逃したな、とも思っていますが。
光一さんは舞台を熱く語るようにはKinKiを語らない。
これが何かを表しているように、私は思います。
なにはともあれ、
まだまだ先が見えない2020年です。
今日も桜はきれいに咲いていましたよ。